血糖というのは、血液中に含まれる糖質のことをいいますが、この95%がグルコースであることから、通常血中グルコース濃度をもって血糖値といいます。 なお、グルコースは特に中枢神経系の重要なエネルギー源であることから、ほぼ一定の範囲となるように保たれていて、主として肝臓がその調整にかかわっています。
血糖値の正常値は、空腹時で70〜110mgとされており、空腹時血糖値が126mg/dlを超える場合には、糖尿病が疑われます。
下痢というのは、液状ないし半流動状の排便のことをいいます。 この下痢には、細菌・ウィルス感染、食中毒、消化吸収障害などのほか、大腸疾患による慢性的なものもあります。
下痢は、腸の蠕動運動の亢進や消化管分泌の亢進などにより起こりますが、その原因疾患は多数あります。