措置というのは、広義では、何かを取り計らうことを意味します。 また、社会福祉の領域での協議では、行政がその権限によりサービスの利用決定を行うことを意味します。 ちなみに、措置は、「特別養護老人ホームに措置する」というような形で用いられます。
精神遅滞というのは、知的発達の遅れを表す概念であり、主として医学領域で使用されます。 なお、精神遅滞は、知的障害と同義です。
措置制度というのは、一般には行政が行う行政上の処分のことをいいます。 また、福祉の分野では、福祉関係諸法に基づき、援護、育成、更生などの行政処分を決定し実施する制度のことをいいます。 なお、この措置制度は、戦後の日本の社会福祉システムの基本となっていました。
2000年に導入された介護保険により、契約制度への移行が開始されており、2003年4月からは障害者福祉領域でも、契約によりサービスを利用する支援費制度への移行が開始されました。