措置制度というのは、一般には行政が行う行政上の処分のことをいいます。 また、福祉の分野では、福祉関係諸法に基づき、援護、育成、更生などの行政処分を決定し実施する制度のことをいいます。 なお、この措置制度は、戦後の日本の社会福祉システムの基本となっていました。
2000年に導入された介護保険により、契約制度への移行が開始されており、2003年4月からは障害者福祉領域でも、契約によりサービスを利用する支援費制度への移行が開始されました。
措置入院というのは、精神保健福祉法に基づき、入院させなければ自傷他害のおそれのある患者に対して、知事および指定都市市長の権限で行われる入院のことをいいます。 なお、措置入院の必要性については、精神保健指定医2名以上の診察の結果により行われます。
措置費というのは、都道府県あるいは市町村(措置権者)が各法律に基づいて行う福祉の措置にかかわる軽費のことをいいます。